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岩手旅行日記

 

2004/5/1〜5/3 岩手県盛岡市方面へ旅行

 

1日目

 朝早く起きて東北道を北上。那須あたりで少し渋滞するも、11時ごろには中尊寺に到着。お堂がいっぱい。歴史的に造詣が深くないとその良さというものはわからない。金色堂はぴかぴかだった、などという小学生のような感想になってしまう。金色堂は撮影禁止ということなので、本堂を撮った。

 近くに蝋人形館のような施設もあってちょっと興味を引かれたが、腹が減ったためそれどころではなくなった。早々に平泉を引き上げてしまった。前沢牛を食べるため、前沢の「おかる」という店に行った。前沢牛のステーキ丼(¥2,600)をいただいた。うまかった。噛んでも噛んでもおいしい肉汁が出る肉であった。味は満足。雑誌よりも量が少なかったのはご愛嬌。観光客より常連で昼食を食べに来ているような人が多かった。

 食欲が満たされると今度は眠くなった。早々と予約してあるホテルへ向け出発した。道中、こんなマクドナルドを発見。

 派手なポテト。こんなのはじめて見た。元バイトとしては掃除が大変そうだなと余計な心配をしてしまう。2泊する宿はパールシティ盛岡というビジネスホテル。安いプランであるから仕方ないが、少し狭かった。朝早いのと長距離の移動の疲れもあり、昼寝をしてしまう。

 夕方起き出してホテルの部屋でのんびり。盛岡駅前のぴょんぴょん舎にて夕食をとることに決め、散歩がてら向かう。東京の暑さに慣れていて、風が非常に寒く感じた。桜がまだ咲いていて、思えば遠くへ来たものだと感慨もひとしお。ぴょんぴょん舎はものすごい混雑で、待ってる間、盛岡駅の駅ビル内デパート「フェザン」でみやげ物などを物色。ぴょんぴょん舎の食事は、肉は普通にうまかった。有名な冷麺がホントうまかった。近所の焼肉屋で食べるのとは一味違ってスープ(たれ?)の味に深みがあった。


じゃらんより。

2日目

 朝食はホテルの1F「遠野物語」でホテルバイキング。すぐに龍泉洞へ向け出発。田舎の道には珍しく2車線の道がずっと続く走りやすい国道を1時間半ぐらいで到着。早速いろんなものがお出迎えしてくれた。

 

 左は茶店の前にあった看板。龍泉洞のRYU-chanというこのキャラクターはここ以外で見ることはなかった・・・。右の龍はなぜか舌が可動式だった。洞窟の中は、きれいな水と不思議な鍾乳石がたくさん。自然の神秘を体感できた。写真を撮ってもらおうと思ったが、頼んだ人が酔っ払ったおじさんだった。ポーズなどを構える前にシャッターを押されてしまい、変な写真が撮れていた。ここでは缶コーヒーを自動販売機で買った。龍泉洞の水使用で、モンドセレクションも受賞しているらしいぞ。


メーカーのサイトより。

 この後北山崎まで足を伸ばした。しかしここは岬に公園を作っただけのような気がした。第2展望台まで歩いたがしんどくなり、ついに下まで降りなかった。風が異常に強かった。ここでも写真を撮ってもらおうと、今度は酔っ払ってないおじさんに頼んだが、自分が写ってなく、単なる風景写真が撮れていた。ここで見つけた変なネーミング。

 ぶすのこぶ。岩手のとんでもないおいしさとは?。まだみやげを買うつもりではなかったのでここでは買わなかった。が他で買うことができなかった。食べてみたかった。アイヌ語らしいのだが、意味をきっちり見てこなかった。いろいろ後悔。それから近くの食堂からうまそうなにおいがしていた。海産物だ。焼きあわびとか、うに丼とか書いてあってどれも食欲をそそった。だが我慢した。値段が店の外にまったく書いてなかったのもあったが、後ろにイベントが待っていたからだ。

 それはわんこそば。今回の旅行のメインである。これをするために盛岡へ来たといっても良い。北山崎からまっすぐ盛岡へ戻って、「東家」へ。3時過ぎだというのに人が多く、順番をおばちゃんが間違えたりしてやたら待たされた。お椀を重ねて数える¥3,100りたそうにしていた(昼の部が終わりの時間だった)のだが、かなり粘ったかいがあった。デジカメを店に持っていかず、お椀を重ねた写真を撮れなかった。だがコースを注文。100杯食べたら木の手形がもらえるということでチャレンジした。麺類が苦手なことを食べ始めた後で思い出したりして、途中何度もえづいた。しかしここで吐き出したらしゃれにならんのだろうナなどと思い直し、目を白黒させながら喰った。時間はかかったが、何とか平らげた。お椀に入れてくれるおばちゃんが早く終わすぐ車までカメラを持ってくることなんて到底できない。うなりながら腹をさすることしかできなかった。お椀15段×6本+11段で101杯。念願の手形ももらえた。

 腹ごなしがてらブックターン(ブックオフみたいな店)で古本を物色。後はちょっと苦しくて何もできず。宵の口からホテルで就寝。夜中起き出して下痢した。

 

3日目

 2日目と同じく朝食はホテルバイキング。少しは入ったが、まだおなかいっぱいのような気がする。遠野へ向け出発。遠野では神社の祭りをやっていた。観光客に見せるためでなく、地元のやつだった。獅子舞みたいなものが町を練り歩いていた。これまた写真を撮るタイミングを逃した。でもあんまりPRしてないらしかった。この町は観光でやっていく気はないのか?などと思いながらとおの昔話村へ。

 

 左は柳田国男のよく泊まった高善旅館を移築したという建物。向かいの蔵とあわせて資料館になっていた。屋根が低く、二階はぎちぎち音を立てていたが、落ち着ける雰囲気だった。右は語り部さんたち。現地の言葉で昔話をしてくれる。このときはオシラサマをやってくれた。菊池玉さんだった。彼女たちはCDまで出していた。

 共通券で入れる城下町資料館と市立博物館へも行った。資料館はイベントなしという感じだが、博物館はいろいろ凝っていた。昔話をもっとじっくり聞きたかったが、当然子供連れが多くて落ち着いてられなかった。そんな中こんなコーナーがあった。

 言い伝えのコーナーだけど、わざわざバックライトで浮き上がるように作っている。「ムギを生で食うと、人前でへが出て恥をかく。」生のムギは腸内で発酵してガスを発生しやすいことを指摘している。しているって言われても・・・。ほかにも、どうでもいい言い伝えや、役に立ちそうにない言い伝えもあって、結構面白かった。遠野は大きな駐車場があったほうが観光の為にはいいと思う。

 遠野のみやげ屋には盛岡で見た春限定のイチゴ味のかもめの卵がなかったので、走りながら探すことにした。北上まで来たときに清次郎という田清魚店直営の回転寿司に入った。手で握ってるなんていまどき珍しいと思っていたが、うまかった。さすが田清魚店直営。中でも和牛すき焼きはうまかった。って魚と違うんかい!魚もうまかった。皿の種類がかなり多い(価格帯は7つ)ので、最後女の子が数え間違えてた。色あせた青皿を緑皿と間違えたようだ。安くなるので何も言わなかった。

 北上は新幹線の止まる駅だからでかいみやげ屋があるだろうと思っていたが、GWにもかかわらず、駅前の通りは閑散としていた。駅前のビルに物産館と銘打ったところがあったので入ったが、ここは遠野より厳しい品揃えだった。というのも北上のみやげを中心に置いていたからだ。

 駅が思ったより小さかったので期待せずに行くとキオスクにあった。イチゴかもめの卵とゴマ摺り団子。これで心置きなく帰れるってものだ。ゴマ摺りの方は日持ちしないのでクール宅急便で送ってもらった。5/5着指定だったのに5/4に着いた。なぜ?

総括:総じて楽しく過ごすことができた。目標であるわんこ100杯も達成したし。だがどこも少ーしずつ嫌な所があったりした。完璧を求めるのは無理か。車が軽自動車なのでちょっとキツイが遠くに行くのは楽しいと再確認できてよかった。

 

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