北海道旅行日記
2005/10/8〜10/10 北海道小樽・富良野・札幌市方面へ旅行(団体)
1日目
朝早く起きて羽田より新千歳へ飛行機で。レンタカーを借り、一気に小樽まで行き、北一ガラス見学。あたりをぶらぶらしてみたが、ほとんどの建物に「北一」のロゴがあった。ガラス製品は欲しいなと思うものもあったが、冷静に考えると、扱いが大変だし、意外と邪魔になりそうなので、見送ることにした。アウトレット店では製造中止や少し傷物というのが置いていて、だいぶ価格が手ごろになっていた。が、今の自分にとっては、高かった。初日だからまだ土産は早い・・・と誰にも聞かれない言い訳をした。
小樽の町並み。観光客・修学旅行生も多い。
北一硝子。いっぱい店舗があり数え切れない。
そろそろ見終わったかなという頃、にわかに雲行きが怪しくなり、嵐になってしまった。車で倉庫街の方へ行き、停めた駐車場が提携しているという炭火焼屋へ入ることにした。時間的にまだ早いこともあって、がらがらだったので少し不安になったが、予想に反してこの店は当たりだった。漁火丼と海鮮炙り焼きセットをたのんだが、特にホタテバターは死ぬほどうまかった。全部うまかったが、ホタテだけでも十分価値があると思った。
チェーン店ぽいアイテム類。本物が出てくるか少し不安になるも・・・。
予想に反して当たり。大きさもそうだが、味がもっとすばらしい。
食べ終わる頃に嵐はおさまりかけていたが、まだ風は強かった。倉庫街を写真に撮ろうと思ったのだが、風が強すぎて、傘が写ったり、雨がレンズに入ったりでまったくうまくいかなかった。
浅草橋外苑??東京??写真ではわからないが、強風。天気悪。
続いて、小樽の西隣、余市町へ行き、ニッカウヰスキーの工場を見学。正面の町営駐車場に停めたが、敷地内に無料の駐車場があった。少しだまされた気分になったが、町営も安いので仕方ないかとあきらめた。ところでよく考えると、自分はウイスキーをあまり飲まないことに気づいた。それは、ウイスキーの製造工程やニッカの歴史を見ても興味が広がらない!という事態を引き起こした。試飲もしたが、味の違いがわかるはずもなかった。
歴史的建造物的外観の入口。バーのような雰囲気で試飲。
札幌のホテルへの帰り、少し寄り道をして海産物屋(丹野商事)へいった。鮭のメスが出ていたので、実家や家へ送ろうかとかなり迷ったが、自分or妻が鮭をさばく技術があるか自信がなかったので、今晩メールで聞いてみて、いけるんだったら最終日にも海産物屋へ寄るからそこで買えばいいと思い、またも土産購入を見送った。この判断が後に悔やまれることになるのだが・・・。
(株)丹野商事。
うに独特の風味と磯の香りがムンムン。売ってた。
ホテル到着後、夕食を食べに、函館開陽亭すすきの店へ行った。団体用のコースを予約していたのだが、塩水ウニなどを追加注文した。ウニはすぐきた。うまかった。刺身3点盛りが来た。うまかった。イカの刺身が来た。まだ活きていた。うまかった。カニが来た。うまかった。カニ味噌を食べた。うまかった。カニ味噌の甲羅に日本酒を入れて飲んだ。うまかった。焼き魚も出た。うまかった。鍋物(イカの中身で味付け)やいくらご飯も出た。うまかった。めくるめく海産物うまいもん攻撃に滅多打ちにあい、全部平らげてしまった。うまかった。
開陽亭。
札幌限定のサッポロビール。記念に撮る。
写真ではわからないが、まだ生きている。箸でつつくとまだ動く。このあと天ぷらにしてもらった。
この日は、朝が早かったこともあって、満腹になるとすぐ眠くなってしまい、早々に寝た。
2日目
安く上げるためホテルはビジネスホテルで、部屋は非常に狭いのだが、朝食は意外にうまかった。特に鮭に脂が乗っていた。昨日あんなに食ったのに、よく入るものだと思う。そういえば、ペット同伴も可能という一風変わったホテルであった。早めに出発し、富良野を目指して移動。途中の休憩場所がこんな場所。
エゾミカサリュウ??
桂沢湖というところだ。ところが、見つかった化石は恐竜でなくトカゲの祖先の化石だったこともすでにわかっているらしい。村おこしのためにがんばって作ったのにむなしい限りだ。
発見されております。って言い切ってる。
携帯も通じない山道を突き進むとついに富良野へ到着。まずはふらのワインの工場見学・・・ってあまり見るところはなかった。工場限定のラベンダーボトルというのが売られており、土産として購入。
工場敷地から富良野市を一望。
ワイン工場外観と試飲コーナー。作っているところを見学するわけではないようだ。
ラベンダーボトル。瓶が淡い紫で中身は白ワイン。
さらにその上にはレストランがあって、かなり早かったが昼食を食べた。シチューセット(ビーフシチューにパン・ワイン・サラダ・スープ付)とチーズフォンデュだが、これまたうまかった。器になっているパンも全部食べた。さっき朝食を食べたばかりだというのに。
チーズフォンデュ!
ビーフシチュー!いずれも完食。
続いて、北の国からロケ地めぐりである。このために自分はスペシャル版の北の国からをすべて鑑賞しなおしたのだった。で、
富良野駅。へそ祭りのマスコット。
よくホームから降りて追いかけます。
緒方直人と中島朋子のはなし。再現。
岩城滉一が立ち読みしてた駅前の本屋。(つぶれてる?)
宮沢りえが勤めていた金物屋。
岩城滉一の経営していた牧場。
地井武男の材木屋。
田中邦衛の丸太小屋。不注意で消失。
田中邦衛のその次の家。雪でつぶれる。
田中邦衛の石の家。なんと裏は板張りだった。
宮沢りえが吉岡秀隆にAV女優だったことを告白する喫茶店。ここではカフェオレを飲んだ。
北の国からを知らない人はさっぱりの名所巡りであった。
3時間ほどかけて札幌へ帰り、サッポロのビアガーデンにてジンギスカン。大変な混雑であったが、この日はメイン以外のホールも開けており、30分ほどで入ることができた。90分食べ放題飲み放題で、またガツガツ行ってしまった。
肉はこれが羊か?というような旨み。出てきた脂で野菜をいためて食うとまたウマーイ。
なんか気持ちよくなって撮ってしまった。いくつかある建物のうちのひとつだが、ここでは食べてない。
その後、N43という藻岩山のバーに大勢で行くことになった。夜景はきれいだったが、当然席が空いてるはずもなく、しかも野郎ばっかりでいい雰囲気になれるわけもなく、タクシー代を無駄にして、むなしく帰ってきたのだった。
さらにその後、炭やという塩ホルモン屋に行くことになった。ここは我々がわざわざ埼玉の大宮まで出かけて食べに行っているうまい店で、北海道が地元・本場ということで期待していたのだが、日曜日のため閉店時間が早く、しかも北海道でしか食べられないタンモトというメニューも終了していたので、これもやはりむなしく立ち去った。N43に行った時間が惜しまれた。
さらにその後、もう炭やに入らなかった時点でがっくりきて、かなり自分が満腹な状況を思い出しつつあったのだが、明日の昼飯の予習ということで、福来軒というラーメン屋に入ることになった。腹一杯でこれは入らないと思っていたが、しょうゆラーメンをまた平らげてしまった。恐るべし。スープは真っ黒だったが、思ったよりしょっぱくなかった。ていうか味なんかわからなかった。
結局その後は、また食べ疲れですぐに寝てしまった。ビアガーデンの後、全然写真を撮っていなかった・・・。
3日目
朝食はもう無理だと思っていたら、すんなり食べられた。どうなっているのか俺の胃。昨日より遅めで大倉山のジャンプ台へ出発。前の上高地でも白馬のジャンプ台へ行っており、どうやらジャンプ台好きなのである。絶対自分には飛べないが。
あ、テレビで見たことある!
今回は練習で飛んでいる子供たち(中学生ぐらい?)がおり、すごい迫力だった。子供でも結構な距離を飛んでおり、感心させられた。絶対自分には飛べないから。
ゲッツ!
リフトで降りてくるときに、ビデオを撮っていたのだが、そのとき昇ってくるロシア人の女学生たちに「オハヨゴザイマ〜ス」と声をかけられ、気をよくし愛想を振りまき撮ってあげる。自分の年齢を思い出し少し恥ずかしくなる。とにかく自分には飛べないことだけがわかったのだ。ジャンプ競技って昔は刑罰(しかも死刑)だったんでしょ?
札幌市内に帰り、時計台を通り過ぎる。写真を撮る間なし。向かいの「時計台」を撮る。
ってパチンコ屋かい!
二条市場でまた海産物を物色。しかしここでもまた見送る。最後に千歳の「魚半」という地元の人が使うスーパーみたいなのがあるとのことで、それに賭けることに決めていたからだ。
こういうのを中心に撮影してしまう俺。思い出が屈折する・・・。
ここで昨日予習した福来軒に再度行き、今度は味噌チャーシューを注文。自分としては味噌のほうがうまく感じた。腹の減り具合かもしれないが。
有名人のサインが店内に貼り付けまくりだった。
ついに札幌を後にし、支笏湖経由で千歳へ。支笏湖では残念なことにイベント的なものは何もなかった。のですぐに出発。
垂れ込める雲。はっきりしない天気。向こうにジェットスキーを乗り回している人が見える。
そして千歳の魚半につくころには雨が本降りになっていた。魚半で鮭を見ていると、みんな腹を切られていて身だけである。店員によるとメスはもう終わってしまった(売り切れ)とのこと。な、何ィ〜!?後悔先に立たずである。2日前のところであったし、鮭シーズンなのであると思っていたが甘かった。仕方なく、イクラのみを送ったが、残念だ。あの鮭まるごとで筋子入りというのがインパクトがあって、まさに土産の醍醐味だといえるのに。パック詰めされたイクラなら、産地直送で取り寄せできるではないか。・・・などと一昨日の自分の判断を恨みながら、ホッケも買った。
その後、飛行機の時間にまだだいぶあってどうしようもないという状況に陥る。複合ショッピングセンターみたいなところで、メダルゲームをして無駄に時間をつぶす。途中の道の駅で鮭の溯上を見るというので行く。サーモンパークと銘打たれているそこでは、川全体を一部除いて堰き止めてあり、鮭がそこを上ろうとすると、水車みたいなものに取り込まれるという機械があった。まさに一網打尽。
インディアン水車=鮭取りの機械。千歳観光連盟のページより。
写真では設置している人が見受けられるが、自分たちが行ったときは当然人はいなかった。普通鮭は生け簀に入るのだが、何かの拍子で飛び出てしまい、上の板場でばたばたはねている鮭がいた。たそがれていく夕暮れと、中途半端な天気と、次の日からの仕事と、その鮭の「もがきっぷり」とが相まって、ものすごく物悲しい感じになった。
レンタカーを返して空港に着いたが、出発までまだ2時間あった。ロビーで結構待っていたが、羽田空港で滑走路上に異物があったため空港を閉鎖した関係で、羽田着の飛行機はすべて出発を遅らせているというアナウンスが。おいおい。到着は40分ぐらい遅れ、家に着いたのは12時を大幅に回っていたのだった。車で空港に来ててよかった・・・。
お疲れ様。
後日
イクラはいくら丼にして食べた。濃厚なうまみが抜群だ。ホッケはもちろん焼いて食べた。脂の乗りがその辺の居酒屋のものとは比べ物にならぬ。
リフレッシュできたので、次の日は苦もなく働けた。しかしその次の日に一気に疲れが出たのか、風邪をひいてしまった。その次の日から東北出張だというのにだ。
総括:非常によく食べた旅行だった。自分でも不思議だが、北海道の空気がそうさせるのだろうか?たちの悪いグルメである。生まれてはじめての北海道だったので、もっと天気がよければよかったのだが、それほど悪い印象にはならなかった。
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